新聞がこれほど読まれたことはない

この記事は、スイスやフランス、ドイツといったヨーロッパでの話である。

直接この記事とは関係ないのだが・・・

最近、インターネットの普及で、新聞やテレビは必要ないと言う人も多くいる。本もなくなるという話を聞くこともある。

私も漠然とそうなるかも知れないと思っていた。しかし、この記事を読んで、なぜか、「コンピュータが使われ始めた随分と以前から、似たような話があった。」ことを思い起こした。

当時は、資料はコンピュータを使って保存して、必要な時に取り出すことになる。だから、紙は必要なくなると言われていた。しかしながら、コンビュータが利用されるのに比例して、紙の使用量も増えていった。景気も右肩上がりであった。

そして、気が付いてみたら、紙に取って代わると言われていた記録媒体のほとんどは残っていない。それと同時に、いろんな記録も消え去ってしまった。机の引き出しに残っているフロッピーディスクに記録されている日記は、今や読むすべがない。

多分、CDもUSBメモリも同じ運命を辿るのだろう。近い将来、ただの円盤となって、記憶されている写真や動画や日記を見ることができなくなるだろう。ただ、これからはクラウドの時代だから、そもそもCDなども要らなくなるという人もいる。しかし、写真や動画や日記が入っているサーバが永遠に存続する保証はどこにもない。ある日突然、何かの事情で、使えなくなってしまうということもあり得ることだ。

どう自己防衛すればよいのか、悩ましい時代になってきたものだ。

そう言えば、最近、米国や日本では、本や新聞、テレビよりインターネットを利用している人や企業が多くなってきていると聞く。しかし、今は、経費節減せざるを得ないといった事情からではないだろうか。企業も、不景気だから、経費が安いネット利用でしのいでいるのかも知れない。新聞やテレビや本が、ネットに取って代わられるといった話でもないように思う。

この記事を読んで、フッと、こんなことを思った。